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2009/11/19

第18回:フィールド活動の役割

前回の内容は、活動の報告項目を設定する意義と方法についてでした。今回は引き続き、フィールド活動(ラウンダー活動)の役割についてお伝えします。

フィールド活動(ラウンダー活動)の項目が具体的に設計できたら、次に必要なことは、それらの活動項目をどう組み合わせて適切なフィールド活動(ラウンダー活動)を行えるようにするかです。

組み合わせは活動指示を出す度に微妙に変化します。通常月次でのミーティング・活動指示が一般的ですので、月1回は活動項目の組み合わせを見直すべきだと思います。その際、労力が掛かり過ぎると、その行為自体が負担になってしまいます。事前に固定的な活動と変動的な活動に分けておくと、短時間に活動項目を組み合わせることが可能になります。

また、活動指示書は必ず作成して下さい。実施要領の羅列でなく、その月の店舗での活動をスムーズに行えるよう、実際に活動するイメージを膨らませて指示項目を決めてください。そうすることで、何度も同じ売り場に戻るような二度手間を防ぐことが出来ます。そして活動指示内容と、毎月設定する活動項目の組み合わせの順序は、完全にリンクするようにしてください。活動の流れに沿って思い出しながら報告をすることで、報告の漏れを防ぐことができ、また課題や問題点を具体的に表現しやすくなります。

以上のような活動指示書を作成するときのポイントや、活動項目を組み合わせるときのポイントを実践するには、あくまでフィールド活動(ラウンダー活動)を行うスタッフの立場で考えることが基本となります。

つまり、最も重要なことは、普段からスタッフとのコミュニケーションをとり、常に状況を把握しておくという、従来からの信頼関係に基づいているということを忘れてはいけません。

木名瀬 博のフィールド虎の巻

序章

第1章 消費者接点として重要性を増す店頭のあり方とこれからのフィールド活動(ラウンダー活動)

第2章 本部商談結果と店頭をどのように連携・連動させるか

第3章 フィールド活動(ラウンダー活動)によって得られる情報の活用方法

第4章 フィールド活動(ラウンダー活動)をさらに強化するために見直すべきポイント

第5章 フィールド活動(ラウンダー活動)の分類と役割

第6章 店頭で競合他社より優位に立つためのフィールド活動(ラウンダー活動)体系の見直し方

第7章 営業担当者とフィールド業務をつなぐ2つのPDCAサイクル

第8章 事例で解説、フィールド活動(ラウンダー活動)のポイントと成果

第9章 フィールドスタッフ(ラウンダースタッフ)の契約形態

第10章 フィールドスタッフのスキルとモチベーション

終章 フィールド活動の今後の方向性