スーパーやドラッグストアなどの小売店では、定期的に陳列棚の配置を変えたり、新商品陳列を行ったりすることがあります。
この作業を「棚替え」と呼び、多くの店舗で行われています。本コラムでは、棚替えのポイントやラウンダーが棚替え時に果たす役割についてご説明します。
まず「棚替え」とは、小売店で商品の配置を変えることです。
棚替えは、個々の商品の細かい配置だけでなく、店舗全体のレイアウトの雰囲気などにも影響するため重要な作業といえます。
棚替えの手順
移動対象の商品を全て陳列棚から取り外し、その後、移動先の陳列棚から商品を取り出して入れ替えます。 複数の陳列棚が対象の場合には、この手順を繰り返します。その場合に商品の取り出しと陳列を同時に行うのではなく、最初に一つの陳列棚を空にすることがポイントです。
棚替えは、競合店舗が近隣にオープンしたり、季節の変わり目などによく行われます。また、売上が低迷しているときにも棚替えを行っていることがあります。
棚替えによって客足が増え、売上向上に繋がることも期待されます。季節によって売れやすい商品とそうではない商品があるので、陳列の場所を変えることで商品の販売効果を高めることができます。
さらに棚替えは売場立ち上げにとっても重要なイベントです。 すでに良い陳列場所を確保できていれば、棚替え後も引き続き良い陳列場所を確保する役割を担っています。そうでなかった場合には、棚替えを機会に良い陳列場所を確保することができます。
また、良好な店舗担当者との関係性を確立することで、陳列場所の希望も叶えられる可能性が高いでしょう。さらに商品が売れやすい場所を考えることも重要です。
そして、棚替えと新商品の時期が重なることもよくあります。そのような場合には棚替え前の通常商品の売れ行きをチェックすることで参考になります。
新商品の陳列や販促活動を行い、棚替え時の新鮮な雰囲気と新商品の発売が重なることで、通常よりも多くの購入を期待できます。これを機に売上を伸ばせれば、店舗担当者との関係性もより良くなる可能性もあるでしょう。
棚替えを行う時のラウンダーの役割とは?
棚替えは店内の雰囲気を一新し、新鮮さを提供するための有効な手段です。 ラウンダーは棚替え時に新しい陳列場所の確保や陳列業務を担当し、売上の向上や店舗担当者との関係構築に貢献します。棚替えは勝負の場であり、慎重な計画と努力が求められます。
例えば冬には使い捨てカイロを注目する場所に配置し、夏には制汗剤を注目する場所に配置するなど、売り手として利用客の快適性を考慮した配置を行うなど、
季節によって売れ行きの良い商品や需要がある商品が異なるため、陳列の場所を変えることで効果的に商品を促進するなどがポイントです。
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棚替えを中心にご紹介してきましたが、ラウンダーを活用することで、新製品の一斉立ち上げなどのスピードと店舗量重視の活動から、店舗との関係性づくりまでメーカー担当者様に代わり実現することができます。課題に合わせてアウトソーシングをうまく活用していくことが効果的です。
また、ラウンダーを活用してフィールドマーケティングを行えば、現場の実情把握にも役立ちます。定量情報から定性情報まで広く現場のデータを把握・分析することで、本部での商談を有利に進めるための材料にもなります。ぜひmitorizの店頭フィールドラウンダーをご検討ください。
「店頭ラウンダー」