小売店の店頭に並ぶ商品は季節によって変わることが多く、ラウンダーの仕事も季節により、扱う商品など業務の内容に変化が見られます。本記事ではラウンダー業務の季節ごとの特徴などをご紹介します。
定番商品と新商品&季節商品の販促キャンペーンについて
ラウンダーの仕事は新商品が発売されたときだけではなく、長く売れている定番の商品も対象となっており、時期に関係なく年間を通じて店頭に並ぶような商品の場合、販促キャンペーンなどは少ない傾向にあります。反対に新商品や季節性の高い商品(シーゾナル商品)については、新発売やシーズンが近づいたタイミングで大々的なキャンペーンが行われることが多いです。
卒入学シーズン・就職など新生活が始まる春季はラウンダーの繁忙期
春季は進学や就職などで、新生活を始める人が増える季節です。メーカー側もその時期に合わせて新商品を発売するため、家電製品の案件などが増える傾向にあります。
この時期は卒入学シーズンにちなんだ飲食関連の新商品も多く発売され、食品・飲料系ラウンダーも他の季節より仕事が増えてきます。そのため、3月~4月にかけては案件が多く、ラウンダーにとって繁忙期になることが多いです。
夏季は清涼飲料水やアイスなど、夏によく売れる商品の案件が増える
春の卒入学シーズンが過ぎると、ラウンダーの繁忙期は一段落し、5月頃は1年の中でそれほど忙しい時期ではありません。メーカーや扱っている商品ジャンルによっては、新商品のキャンペーンを展開する場合もありますが、春先と比べると比較的落ち着いている傾向があります。
6月に入った頃から気温が上昇し、熱中症対策など、こまめな水分補給のために、ペットボトルの清涼飲料水を買う人が多く、清涼飲料水やアイスなどの販売が伸びてくる季節になります。メーカーもこの時期に合わせて清涼飲料水の新商品を発売することが多く、また既存の清涼飲料水も購入数が伸びるため、陳列スペースを広げる店舗が多くなります。このような背景から、夏季は飲料系ラウンダーの案件が増えてきます。
春まではあまりアイスを食べなくても、夏場はアイスを毎日のように食べる人も増え、アイスの購入数が伸びてきます。高級アイスなどもこの時期は普段より購入数が伸びる傾向にあり、アイスを扱うラウンダーの案件が増えてきます。
秋季、冬季は手帳やカレンダーなど年末年始に向けた案件が増える
9月に入ると清涼飲料水やアイスといった夏に強い商品を扱う案件もひと段落し、少し落ち着いてきます。秋季~冬季にかけては、年末年始に向けて手帳やカレンダー関連の案件が増えてくる傾向があります。
手帳やカレンダーは例年9月の後半あたりから少しずつ売れ始め、12月まで購入数が右肩上がりで伸びていきます。そのため、10月から12月にかけての時期は手帳やカレンダー関連の案件が多くなります。
まとめ
季節ごとのラウンダーの仕事内容と、その特徴について紹介しました。
担当する商品による違いもありますが、卒入学シーズンや年末に向けた時期に繁忙期になることが多いです。清涼飲料水やアイスを扱うラウンダーならば、夏場も繁忙期になります。
ラウンダーの仕事と季節の関係、ラウンダーの仕事に興味がある方は参考にしてみてください。