<デモンストレーション販売(推奨販売、マネキン)とは?>
デモンストレーション販売(推奨販売、マネキン)は、スタッフが商品の販売員となり、スーパーマーケット、GMS、ドラッグストア、商業施設などで、試食や試飲、サンプリングなどを通して商品紹介する販促になります。
新商品発売時、メーカーが定めたイベント日、展示会などで実施することが多いです
ECの普及が目覚ましい昨今ですが、日本の食品系EC化率は3.77%(2021年)と、まだ96%以上が非ECでの購買となります。
また、スーパーマーケットでの非計画購買は75%、店内での購買決定率は90%と一般的に言われており、デジタルプロモーションが強力な購入促進策になったとしても、店頭で商品を見て購入することには大きな変化は出ておりません。
上記からも店頭で商品特徴を理解し、実際に試すことで購買決定促進に繋がるデモンストレーション販売は有効な販促手法といえると思います。
<タイプ別デモンストレーション販売>
次に3種類のタイプ別に分けて、デモンストレーション販売(推奨販売、マネキン)の業務形態を紹介します。
デモンストレーション販売を検討する上で、どれが販売戦略にマッチしているかの判断材料にしてください。
1.調理宣伝販売型デモンストレーション
商品(食品)を店頭で調理し、試食販売を行いながら顧客へ商品認知・購入を促す手法です。販売スタッフによっては、商品の特徴を生かしたメニュー提案や、調理方法の簡潔さ、活用方法等を会話を通して伝えることが出来ます。
2.推奨販売型デモンストレーション
飲料や加工食品など調理を伴わないさまざまな食品分野で、商品の特徴を説明しながら推奨し、購入を促す手法です。化粧品のタッチアップを行うことも可能です。
3.イベント型デモンストレーション
日用雑貨などのサンプリングを中心に、大規模売場や展示会などの会場を華やかにしながら商品の紹介・説明を行います。
<デモンストレーション販売のメリット>
ここからはデモンストレーション販売のメリットをご紹介します。
メリット① 売場確保
デモンストレーション販売を実施するためのアウト展開が出来ることで商品の店頭露出を高めることが可能
メリット② 商品配荷
デモンストレーション販売をフックに商談を行うことで、商品配荷量を増やすことが出来る
メリット③ 関係性構築
店舗に対してイベント性の提供や売上に貢献することで、関係性の構築につなげることが可能
<コロナ後のデモンストレーション販売トレンド>
新型コロナウイルスが5類に移行したこともあり、流通側のデモンストレーション販売への考えも緩和され、店頭でデモンストレーション販売を実施されるメーカー様が急激に増えてきております。
しかし、この2~3年、新型コロナウイルスの影響でデモンストレーション販売はほとんど実施が出来ず、多くのデモ販会社が、やむなく廃業や事業縮小をし、コロナ前のようにスタッフ人員を確保出来ていない状況が出てきております。
そのような中、当社は全国でデモンストレーション販売を実施出来る体制を維持しておりますので、デモンストレーション販売検討の際は是非お声がけ頂けますと幸いです。