O2Oとは「Online to Offline」の略で、オンライン(Webサイト、アプリ、SNSなど)から、オフライン(来店や店頭での購入)へ購買行動を促すマーケティング施策のことです。O2Oはインターネット普及に伴い重視されるようになったマーケティング手法ですが、昨今のコロナ禍においてもオンライン販促の視点で再注目されています。
O2Oマーケティングを活用しよう
先述の通りO2Oマーケティングでは、アプリやWebサイト、SNSや、メルマガなどオンライン上で割引やサンプル提供などのクーポンを発行し、それによって店舗への来店を促す施策があります。
オンラインが普及する昨今ですが、経済産業省の調査では2020年時点の日本のBtoCのEC化率(物販)はまだ8.08%とされており、世界全体を見ても低い水準にあるようです。
その点でもO2Oマーケティングは引き続き重要性を増していくと考えられます。
O2Oマーケティングの強みとは?
1.狙ったターゲットへマーケティングができる
では、O2Oマーケティングの強みとはなんでしょうか。O2Oの最大の強みは新規顧客の獲得に適していることにあります。従来の新聞広告・チラシやDM等などといったアナログ的な集客は、狙ったターゲットへ的確なマーケティングを行えず、費用対効果も明確に可視化できているとは言いづらい状況でした。一方O2Oマーケティングでは、あらかじめターゲットとなる客層を属性ごとに分類し、狙った顧客へマーケティングを行うことができます。また、実施したマーケティングの結果もデータで可視化することが出来るので、効果検証まで行うことができることも魅力の一つです。
2.リアルタイムでマーケティング施策ができる
O2Oマーケティングでは、リアルタイムでマーケティング施策がおこなえて、即効性があることも特徴のひとつです。例えば、ゲリラ開催のセールや一日限定セールなど、瞬間的に行う店頭販促の場合、従来のアナログ集客では間に合いません。オンライン活用することで即座にターゲットの客層へ情報を届けることが出来るため、急なキャンペーンや地域限定などの企画にも対応可能です。
さらに、配信作業はオンライン上で完結するため、コスト面を見ても人的・物的双方でメリットが大きいといえます。
3.Withコロナ時代にも有効
店頭販促の在り方は、コロナ禍により大きく変貌を遂げました。これまで私たちは、具体的な来店目的が無くても店舗へ足を運び、店内を回遊しながらさまざまな商品を見て購入することも多かったのではないでしょうか。
また店頭では、このスタイルに合わせて試食やサンプリング、体験型商品見本など来店起点での販促が大多数を占めていました。しかし、コロナ禍では来店人数の制限や店内滞在時間の短縮、さらに試食販売やテスターなどの中止により、顧客は来店起点での商品購入を決定する機会を大きく失うこととなりました。
O2Oマーケティングでは、オンラインにて販促を行うことできるので「非接触売場」「非接触接客」をクリアし、ターゲット層にピンポイントでアプローチができます。
商品の特徴を来店前に伝えることが出来るため、このコロナ禍においても有効なマーケティング手法といえるでしょう。
O2Oマーケティングの具体例mitorizの「マストバイ」
具体的なO2Oマーケティングの施策にmitorizのマストバイがあります。マストバイとは、mitorizのレシート投稿会員網から、マーケティングを行いたいターゲット顧客層に対して商品購入オファーをし、店舗での実購買を促進するプロモーションです。対象商品を購入したレシート投稿会員は提携ポイントサイトで購入した商品のレシートを投稿すればポイントが還元される仕組みです。
具体的な活用方法には、
・新商品サンプリングとして
・自社商品の購買を推進するブランドスイッチ施策として
・集客機能を活かした実店舗への来店施策として
などがあります。
マストバイでは、商品が多くの消費者の認知や購買につながる機会となります。また効果検証と併せて、投稿されたレシート情報から同時に購買された商品(併売情報)のバスケット分析なども可能です。
さらに、マストバイ実施後には本施策で商品を購入した方へ限定アンケートを実施することもできるため、一度の施策で多方面からの分析が出来ることもマストバイの強みといえるでしょう。
まとめ
既に幅広く認知されているO2Oマーケティングですが、改めて活用することで時代に即したマーケティング施策となるかもしれません。また、O2Oとデータベースを使った派生サービスとの掛け合わせで、施策の効果を高められる可能性がありますので、あらゆる方向からサービスを検討する良い機会となるのではないでしょうか。
「O2Oマーケティングマストバイ」
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